environment環境への取り組み

地域社会と共生し、
信頼・愛される会社を目指します。

私たち日本クッカリーはメインビジネスである大手コンビニエンスストアチェーン「ローソン」向け中食事業を展開するにあたり、地球の自然の恵みに感謝の心をもって接して、地球環境と事業活動との調和を図ることで、地域社会と共生し、信頼・愛される会社を目指して事業活動を行っていくことを基本理念としています。 生産拠点である工場においてはISO14001を取得。資源を大切にしながら、お客様に喜んでいただける商品の生産や供給を通じて事業基盤の強化をはかり、同時に環境保全活動に参加することで持続可能な循環型社会の構築にも取り組んでいます。

持続可能な開発目標「SDGs」

私たちの取り組みをご紹介します。

CO2排出量の削減

親会社である株式会社ニッスイの『2030年度までに2018年度の排出量に対して、30%のCO2削減を目指す』という長期目標に、当社も連動する形で取り組み、2018年度の39,166tに対し、2021年度は34,372tまで削減しています。こちらの数値は毎年更新し、レポートとして公表しています。

廃プラスチック量の削減

2022年4月に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に合わせ、当社では廃プラスチック排出量の削減目標を設定。数値の公表と併せながら、目標達成に向けた取り組みを推進しています。たとえば、これまで複数の工程に分かれていた製造工程のうち、2つの工程を1つにまとめるなどして効率化を図ることで、仮置きしていたビニール類の削減を実施。また、小分けされていた原材料を大ロットにまとめることで、プラスチック容器の削減などを行っています。
現時点では何かと問題視されている廃プラスチックですが、当社はこれをリサイクル可能な資源として有効活用できないかを検討しています。実際にプラスチックは付着物を取り除けば、エネルギー資源として活用できるポテンシャルがあることがわかっています。
当社はここに着目し、長期的な視点をもってエネルギー化に向けた取り組みを推進してまいります。

排水および排熱の有効利用

食品の製造においては安全な商品をつくってお届けする社会的責任のもと、サラダや調理麺に使用される食材の洗浄や冷却などには大量の水が使用されます。それと同時に、工場からは大量の汚れた水が排出されることになります。当社では排出される汚れた水を工場内に設置した排水処理施設に一旦集め、微生物による有機物の分解を実施。きれいな水にした上で川へ放流しています。
また、放流するきれいな水をトイレの洗浄水へ活用したり、水冷効果で冷凍・冷蔵機の熱交換器の効率を向上させるなど、工場で水が必要なところへ再利用することで水使用量の削減をはかっています。また、同時にエネルギーの効率化を実現することで、CO2排出量の低減化もはかっています。

フードロスの削減

当社は現在の経営体制となる以前から、お弁当やおにぎり、お惣菜や調理麺など、コンビニエンスストアに向けた幅広いジャンルの中食事業に取り組んできました。現在までに培ってきた経験やノウハウをもとに、あらかじめ商品の生産計画を組み、その上で依頼される商品と量を考慮した上で食材の仕入れを行います。その上で製造工程の中でどうしても食べられない部分を除いた余り具合をデータとして収集・分析し、次の仕入れ対策として活用し、フードロスを減らす取り組みをはじめています。
また、野菜などの廃棄物については、水分を抜くことで容量を減らし、家畜のエサや野菜栽培での肥料などへの二次使用なども行っています。

環境保全活動の維持管理

当社では全社で年2回、工場で月1回のペースで、『環境会議』を実施しています。そこでは各項目での数値目標の進捗を確認するほか、達成ペースに遅れが見える際の対策、最新情報の共有、環境法令の順守状況の確認などが行われています。この環境会議を活用し、環境保全活動に対する最新の環境マネジメントシステムの維持管理に努めています。